2020/04/26 07:34
直訳すると「骨のスープ」。その名の通り、骨からとったスープを総称してこう呼びます。まだ文明が誕生する以前、狩猟時代から人間が飲んできたスープです。
近年ニューヨークに専門店が登場し、そこから健康に敏感な人たちにピックアップされ、今では欠かさず飲んでいるという人も多いといいます。注目を集めるに至った理由はいくつかありますが、そのどれもが健康に関係し、多忙、肥満、ストレスなど、慢性的な問題を抱えている現代人を救うものです。
シンプルな飲み方も◎
毎朝100ccを目安に温めてそのまま飲むだけ!
お好みでハーブやミネラル塩を一つまみ、レモンを絞るなど自由にアレンジするのが流行りです。
Naturale(ナトゥラーレ)で作っているボーンブロスは3種類あります。
・プレーン:何も味を加えていないシンプルなスープです。
・トマト:プレーンに海津市産トマトの酸味と生姜、コリアンダーの香りを添えました。整腸、健胃、デトックス、美肌に効果的です。
・レモングラス:プレーンに大垣市産レモングラス、ココナッツミルクや様々なスパイスの香りを添えました。消化促進、アンチエイジング、美髪、美肌、コラーゲン生成に効果的です。
養老山脈を駆け巡った健康な鹿の骨と数種類の野菜、ハーブ(無農薬もしくは減農薬のもの)を加えじっくり40時間煮込みます。
穀物酢を加えることで骨から栄養が溶け出し、栄養たっぷりのスープになります。
余分な油やアクは丁寧に取り除いていますので、油っぽさや臭みはありません。
鹿肉は昔から食べられてる「究極のオーガニック食肉」高たんぱく低脂質の良質な栄養源です。
牛肉・豚肉・鶏肉と比べると、その栄養の高さが分かります。
それは野生鳥獣による農作物の被害の多さと「フードロス」(岐阜県の平成30年度農作物鳥獣被害額は約2億2千2百万円。)
捕獲しても食用に利用されているのはわずか10数%と非常に低い現状を皆さんと共有し、社会問題を考えるきっかけにしたいから。
岐阜県内では捕獲された鳥獣肉を地域資源として活用するための様々取り組みがされています。
猟師さんからの「骨も何かに使えたら」との一声もあり、私たちにも何かできないかと考え、ボーンブロスを開発しました。
ボーンブロスの主な成分は、コラーゲン、アミノ酸、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、その他ミネラルやビタミンなどです。
コラーゲンやヒアルロン酸は美肌・アンチエイジングなどの美容に効果がある成分としてよく名前を聞くと思います。グルコサミンは軟骨などに多く含まれており、関節痛の軽減や関節を柔らかくする効果があるといわれています。また、コンドロイチン硫酸は動物の体内に多く見られる多糖の一種で、こちらも関節痛の予防や改善に効果が期待できます。
グルタミンも多く含まれており、これは筋肉の分解抑制や、腸壁を修復し保護する役割があります。その為便秘の改善やストレスの緩和、免疫力アップなど心身の健康に大きく寄与する成分であることが分かっております。
その他ダイエットにも効果があります。余分な添加物や調味料が入っておらず、自然な味で毎日飲むことができます。そしてボーンブロスに多く含まれるゼラチン質が満腹感を与えてくれるという効果もあります。ケトジェニックダイエットやパレオダイエットにも最適です。
ビタミンB群:ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を指します。水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂取しても、尿中に排泄されるため、毎日コンスタントに摂取したい栄養素の一つです。ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝の補酵素で、代謝を円滑に行わせる潤滑油のような働きがあります。
カリウム:細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。ナトリウムはとり過ぎると高血圧の一因になりますが、その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。
鉄:体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっていて、約25%は肝臓などに貯蔵されています。ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき、酸素を肺から体のすみずみまで運ぶという重要な働きをしています。
銅:赤血球中のヘモグロビンという赤い色素は鉄を成分としていますが、銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶ役割をしています。このため鉄が十分にあっても銅がなければ、赤血球はうまくつくれないため貧血になってしまいます。
亜鉛:亜鉛は新陳代謝に必要な反応に関係する多種類の酵素をつくる成分となるほか、たんぱく質の合成や遺伝子情報を伝えるDNAの転写に関わっています。
ボーンブロスは「天然のサプリ」と呼ばれることがあり、お勧めする医師もいるほど効果が期待できるスープです。具体的には美肌・美容作用、腸内環境の改善、抗炎症作用による各種疾患改善(糖尿病やがん、リウマチ、関節炎、アトピー、花粉症などの自己免疫疾患)、抗メタボ、疲労回復などその効用は多岐にわたります。
特に効果が注目されているのが、「リーキーガット症候群」です。これは、腸の粘膜が炎症を起こして穴が開き異物が血中に漏れ出してしまう状態にあることで、予備軍を含めると日本人の約7割※が当てはまるともいわれ、腸の免疫機能異常によってあらゆる疾病リスクが高まると危惧されております。
ボーンブロスを継続的に摂取することで腸内環境が良化し、リーキーガット症候群を改善するほか、消化吸収が高まるメリットもあります。
※参考文献:「リーキーガット症候群: あなたのその不調の原因は腸の漏れにあった!」トンプソン真理子著
一日に飲む量の目安は100ccです。
お好きな時に飲んでいただけますが、おすすめは毎朝一杯、ゆっくりとボーンブロスを飲むことです。コーヒーを飲んでいる方は、コーヒーの代わりにどうでしょうか。
その他にも、寝る前に落ち着いて飲むと良質な睡眠を得ることができたり、日中の水分補給として飲んだり、運動をする人は運動前後に飲むことがおすすめです。
みそ汁やカレー、煮込み料理などに足して使用するなどアレンジも自在です。
みんなでボーンブロスを飲んで健康的な生活を送りましょう。
Buon appetito!